クレコスのオーガニックコスメづくりは、ただ原料の引き算をするだけではありません。肌に負担のかかる成分がはいっていなければそれでいいのではなく、それぞれの原料に「ストーリー」がなければいけないと思っています。どこの土地で、だれの手で、どんな思いやこだわりを持って育てられたのか、それを知ることから原料選びは始まります。生産者さんの声に耳を傾け、原料づくりへの想いと、コスメづくりへの想いを伝え合うことで、私たち自身が、私たちのコスメを信じることができる。だからこそ「本当のオーガニックコスメ」として、みなさんのもとへ安心を届けることができるのです。

自然の力、人の力をいただいて、命を持つコスメ。だからこそ世の中に少しでもお返しをしようと、クレコスでは設立当初から、様々な活動を行ってきました。メイクボランティアや手縫い雑巾の寄付、アジア協会を通じた井戸の寄付、日本の奥山の保全活動など、人と人のつながり、人と自然とのつながりを大切にする活動です。さらに現在は、もっと大きな枠組みでの取り組みをすすめています。それは、全国の障がい者施設との連携です。私たちの化粧品づくりのノウハウを活かし、施設オリジナルの商品をプロデュースし、施設の収益、ひいては障がい者の方のお給料を上げていくことまで、ビジョンを携えて活動しています。化粧品メーカーという社会の一員として、社会の営みに対してどれだけお役に立てるかということを突き詰めていくこと。一過性のボランティアや社会貢献ではなく、互いにより良い価値を生み出しあえる関係性を築くことに、力を注いでいます。

企業の成り立ちも、コスメづくりも、誰かひとりの想いだけでは実現できません。想いを共有し、力を持ち寄り、共に歩み続けていくことで、はじめて目指すべきものに近づくことができます。そのために「つながり」と「継続」を追及する取り組みを、「遠い過去と未来」を意味する「久遠(くおん)」という日本古来のサスティナブルな言葉に重ねて、「QUON PROJECT(クオンプロジェクト)」と名づけ、すべての行動や選択の指針としています。先ほどの全国の障がい者施設との連携もそのひとつです。決して大きな会社ではないからこそ、自分たちの目が届き、自分たちにフォローができることをやり続けることに意味がある。設立当初から、人を大切にし、人のつながりを大切にすることを信条としてきた、クレコスの想いや活動をこれからも広げていくことを約束します。

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