「今の農業は油(石油)漬けです。」
ショッキングな言葉は「地球大学」と言う環境セミナーの冒頭でした。
このセミナーは宇宙から見たリアルタイムの地球の姿をデジタル地球儀で見ながら
地球環境について様々な角度から考え、学ぶことができるということで、数名のスタ
ッフと参加してきました。代表してY.Kが報告いたします。
デジタル地球儀
タッチパネルのようになっています。
東京では2006年から開催されていたそうですが、大阪では今回が初めてで、テーマは
"地球食"でした。
コーディネーターに竹村真一氏、ゲスト講師に西村マユミ氏と星野智子氏とそれぞれ
の立場から地球の食あり方についてお話がありました。
第一部は、現在の日本の食の現状です。
「私たちは日々地球を食べ、地球を飲み生きている。」と、竹村氏。
日本は食料自給率が約41%と低く、それなのに豊かな食生活をしています。他の国の
水や労働力を使い、さらに日本に運ぶために大量の石油燃料を消費し、CO2を排出
することで日本は豊富な食を手に入れている。
日本の大量消費のために森林を伐採し、農地を広げ環境破壊が進んでいる地域も多
く、問題になっています。
私も以前、化粧品原料としてヤシ油やパーム油で同じように環境破壊が進んでいると
言うことを聞いたことがありました。竹村氏は日本が食料自給率を上げることは世界
の環境を良くすることに貢献できると言うのです。
では、どういった食が未来の日本を救うのか。
第二部は、ゲストを交えてこれからの食の考え方がテーマになりました。
今、世界が最も健康的な食べ物として認めている日本食。
そして日本の伝統食の考えから生まれたマクロビオティックには「地産地消」「身土
不二」という考えについてのお話もありました。
また、有機都市農業ということでキューバの取り組みを紹介され、都市農業は都市部
でビルの屋上などを使用して野菜を作るため、遠くから運ばなくても都市での野菜の
自給自足が可能になるとのことで日本でも取り組むことができるということでした。
キューバでは200万都市が自給自足可能となっているとの事です。すごいですね。
また、後半ではフェアトレードについてチョコレートを通してお話があり、チョコレ
ートの主原料であるカカオを生産するために子供たちを学校に行かせず労働力として
農作業につかせている問題、さらには児童売買!安く手軽に食べられるチョコレート
の後ろにある問題を改善するためにチョコレートの向こうに見える世界を知り商品を
選んで欲しいとのことでした。
私たちがどこの物をどう選んでどう食べるかによって世界が変わる。
私たちに出来ることは、本当に小さな力だけど誠実な生産者の皆さんを守り、自然を
守っていくことにつながると言うことを再認識できたセミナーでした。
2回目もぜひ参加したいと思います。