今回は奈良県の吉岡養蜂所に取材も兼ね見学に行ってきたお話しをします。Y.Kです。
初夏の爽やかな空の下、クレコスにとって原料のミツロウやハチミツを作ってくれて
いるミツバチとの対面にわくわくしながら出かけました。
曲がりくねった山道を上へ上へと登ったところに養蜂所はありました。
私も10年ほど奈良に住んでいましたが、こんなところ在ったんだ!とビックリでした。
細い通路を抜け、見えた小さな草原にはミツバチたちの3階建ての巣箱がいくつも並
んでいて、ミツバチが元気いっぱい輪舞していました。
「こんな風にお天気の日はミツバチも機嫌が良いので刺しませんよ。」と吉岡さん。
とは言え、スタッフ全員に防御用の網のついている帽子が手渡され着用して採蜜の
作業を見学することになりました。(当たり前か・・・)
おそらく、こんなにたくさんのミツバチの中に1時間以上もいたのは人生初の経験です。
最初は恐る恐る、次第に1歩ずつ前に進み、その内にまったく気にせず間近でミツバチ
を見ていました。「これが生まれたてのミツバチですよ。」と言われて、見てみると
本当に愛らしい!まるくて、ころっとした赤ちゃんのミツバチがよちよち歩きしています。
「養蜂家はミツバチを育て、大切に世話をし、ミツバチの蜜をわけてもらうんです。」
と吉岡さん。採蜜のときも、移動するときにもミツバチを傷つけないよう、様々な工
夫と細心の注意を払って事に当ります。その愛情は感動ものでした。
養蜂家は季節の花を追ってミツバチと一緒に移動していきます。
来月は、北海道へと移っていかれるそうですが、今回は奈良での最後の採蜜で
「そよご」という花の蜜です。
取れたての蜜の味は本当に濃厚で思い出しても口の中に甘さが広がるようです。
ちなみに、1つ巣箱には女王蜂は1匹だけ。
このミツバチの群れ中で一番偉いのは実は働き蜂なのだそうです。(びっくり!)
女王蜂は働き蜂の指示通りに雄蜂や働き蜂を産み分けているというのです。
若い働き蜂は巣をきれいに保ったり、女王蜂や赤ちゃんのお世話をしたりして、
やがて成長すると蜜を採りに外へ出て行くのだとか。
一つの群れの管理をしているのは実は働き蜂なのです。
ちなみに一番かわいそうなのは雄蜂・・・(^^;
巣箱の一番下が小さい入口 若い蜂がキレイに巣をお掃除中
只今、渋滞中!
ミツバチの繁殖の時期は花の季節なので、繁殖の時期が終わると(つまり秋になる
と)働き蜂に巣から追い出されてしまうそうです。なんだか悲しいですね・・・。
最近、世界的にミツバチが減っているというニュースを良く聞きますが、吉岡さんの
お話を聞き、元気に飛び回っているミツバチを見ているとなんだかホッとしました。
繊細で、農薬はもちろんですが、気温の変化などにも弱いミツバチたちを守りなが
ら、少し蜜をおすそ分けしてもらう・・・。
そんな素敵なお話に、はちみつを手にする気持ちも変わった一日でした。